夏の登山シーズン 遭難事故に備えて救出訓練 大村署など多良山系で 長崎

登山道を歩く参加者=大村市黒木町

 夏の登山シーズンを前に長崎県の大村署などは7日、多良山系での遭難事故に備えた登山訓練を実施した。
 遭難者の救出時に生かそうと毎年この時期に実施。同署や大村消防署、消防団、大村市役所の関係者ら約50人が参加した。
 参加者は午前9時に同市黒木町の登山口を出発。山道の地形やレスキューポイントの場所、危険箇所などを確認しながら金泉寺(諫早市高来町)までの登山ルートをたどった。
 山中ではロープや毛布を使って要救助者を搬送するなどの訓練も実践した。同署の小松賢二地域課長は「入山する際には事前に登山届の提出をお願いしたい」と呼びかけた。

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