ハンドヘルド型Xbox、やはり開発中か。Xbox責任者「われわれも携帯型ゲーム機を作るべき」

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マイクロソフトXboxブランドの責任者であるフィル・スペンサーCEOは、ここ最近、Xboxの携帯型ゲーム機の可能性についてポロポロと発言を漏らしている。

2月には自身が「携帯型ゲーム機の大ファンだ」と述べ、3月にも「Lenovo Legion GoをXboxのように使いたい」という考えをインタビューで語っていた。特に3月の発言では、スペンサー氏はXboxを携帯型にするのではなく、Lenovo Legion Goのような携帯型ゲーミングPC上で「Xboxアプリをフルスクリーンで」「かつコンパクトモードで起動」させ、「テレビをつけたときの Xbox のダッシュボードのような感覚にしたい」との考えを示していた。

そして今回、IGN Liveでのインタビューで「われわれも携帯型ゲーム機を持つべきだと思う」と発言した。

「ハードウェア分野におけるわれわれの将来は非常に明るいものだ。チームがさまざまなフォームファクターやさまざまなプレイ方法に取り組んでいることに、私は非常に興奮している」と述べ、「今回はゲームに関する話だったが、プラットフォームについては(今回とは別に)詳しくお話しする機会を設ける予定だ」と答えている。

さらに、インタビュアーからあくまで仮定の話という前置きでハンドヘルド型Xboxについて質問され「私はROG Ally、Lenovo Legion Go、Steam Deckなどを気に入っている。ローカルでゲームをプレイできることが、本当に重要だと思う」と返答している。

このことから、PlayStation Portalのようなストリーミング形式のデバイスではなく、最近ひとつのジャンルを形成しつつある携帯型ゲーミングPCのようなデバイスを検討していると考えられる。以前の発言のようにそれがPCベースのハンドヘルド機で実現されるのか、新しい形態のハンドヘルド型Xboxになるのかなどはわからないが、少なくとも何らかのプロジェクトがマイクロソフト内で動いている様子だ。

ちなみにマイクロソフトは10日、光学ドライブを搭載しないAll Digital Xbox Series Xを含む、一連のアップデート版Xboxハードウェアを発表したばかりだ。

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