『Apple ID』が『Appleアカウント』に名称変更。「サービスとデバイス間で一貫したサインイン体験」提供

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アップルの各種サービスを使用する際に必要となるアカウント「Apple ID」が、その呼び名を「Appleアカウント」に変えることが発表された。これはiOS 18、iPadOS 18、macOS Sequoia、watchOS 11のリリースに伴うもので、この変更によりアップルは「サービスとデバイス間で一貫したサインイン体験を実現」すると説明している。

Apple IDがAppleアカウントにリブランドされるとのうわさは、2月の時点で報じられていた。Apple IDはすでに10年以上、アップル製品やサービスを利用するために使われており、アップルユーザーにはなじみ深い名称かもしれない。

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名称が変更されても、特になにかできることが変わるわけではなさそうだが、IDという言葉よりは、アカウントのほうが初めてアップル製品やサービスを使い始める人にとって、直観的にわかりやすいかもしれない。

アップルはこの発表を含むリリースで、Appleマップのカスタムウォーキングルート作成機能、Apple Pay使用時の特典の確認や分割払いなどの選択肢拡大、2台のiPhone間でのApple Cash送受信機能であるTap to Cash(電話番号などの個人情報を交換しなくてもお金をやりとりできる)、Apple MusicやApple TVアプリの新機能、iCloudメールの受信メール仕分け機能の導入などを紹介している。

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