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[天皇杯2回戦]鹿島 2-1 奈良/6月12日/県立カシマサッカースタジアム
鹿島アントラーズは6月12日、天皇杯2回戦で奈良クラブとホームで対戦。チャヴリッチと鈴木優磨の得点で2-1の勝利を収め、3回戦に駒を進めた。
この試合で特大のポテンシャルを見せたのが、82分に投入されて公式戦デビューを飾った鹿島ユース所属のFW徳田誉だ。
来季の昇格が内定し、今季は2種登録でトップチームに帯同している186センチ・83キロの本格派ストライカーは、交代出場直後に鈴木のスルーパスに抜け出しGKと1対1の場面を作ると、88分にも同様の展開でシュートを放つなど、得点の匂いを感じさせた。
わずかな出場時間でも存在感を示した。だが「チャンスを決められず悔しい。カシマスタジアムで点を取りたいと強く思っていたので、今後も頑張っていきたい」と17歳は悔しさを滲ませた。
【厳選ショット】鈴木優磨の勝ち越し弾で鹿島が”鹿ダービー”を制す!|天皇杯2回戦 鹿島 2ー1 奈良
そんな徳田について、鹿島のランコ・ポポヴィッチ監督は「怪我から復帰するのを待っていた」とし、以下のようにコメントした。
「彼は自分の力でこのチャンスを勝ち取りました。非常に期待している選手ですし、彼のプレーはもっともっと良くなっていくと思います。(この試合で起用したのは)日頃から出場機会を得るのにふさわしいプレーをしていたからで、引き続きしっかりとトレーニングすることが重要だというのは変わりません」
デビュー戦で目に見える結果は残せなかったが、「しっかりとチームの力になる選手」と指揮官も期待を寄せた。
取材・文●渡邊裕樹(サッカーダイジェスト編集部)