アート作品を見た感想を参加者同士で伝え合い、互いの視点の違いを楽しむ「対話型鑑賞会」が、岡山市北区で開かれました。
岡本太郎の壁画「躍進」を見て、感想を伝え合います。皆さんは【画像①】の作品を見て、何が見えてきましたか?
「丸いのがゆで卵、丸の外がハムに見えました」
「緑がオクラ、美味しそうだなと思った」
「太陽の光がバーッと来て、人が吸い寄せられているみたい」
対話型鑑賞会は、岡山市内でことし11月に開催される、障害者らによる舞台イベントのプレ事業として、岡山市の団体が企画したものです。
「人によって感じ方が異なること」を知ることで、多様性について考えるきっかけになればという狙いで、約30人が参加しました。
(おかやまインクルーシブフェスティバル実行準備委員会 深谷千草さん)
「同じものを見ても『違う』ということと、『一緒』ということを同時に感じてもらい、それが生活の中で生きていったらいいなと思っています」
参加者は今後、壁画を見て浮かんだイメージをもとに、絵画や立体作品の制作に挑戦、その作品は今年秋に、岡山芸術創造劇場ハレノワに展示される予定です。