「西の拠点にしたい」カルビー 創業地・広島の最新鋭新工場を初公開

スナック菓子メーカーのカルビーが、創業地の広島市で建設中の新工場をメディアに初公開しました。

広島市佐伯区に建設中のカルビー「せとうち広島工場」です。敷地面積は、グループ最大の10万平方メートル…。

生産棟が公開されました。4階は宮島が一望できる社員食堂。1度に100人が食事をすることができる広さです。

コンセプトは「人と地球の笑顔をつくりだす、未来を形にする工場」。

無人で必要な原材料などを選択し搬送するシステムを初めて取り入れるなど、生産ラインの自動化を進めます。さらに原材料となるジャガイモは、ふだんは廃棄している皮などを再利用します。

カルビー 大野憲一 執行役員
「左にみえるのがメタン発酵槽になります。あの中で残渣が発酵してメタンガスを発生させる。そのメタンガスをためるのが丸いガスホルダーです」

このガスを燃焼し蒸気を発生させて、熱として使います。

カルビー 大野憲一 執行役員
「次の工場はどこにするか社内でいろいろ検討した結果、やはり創業の地・広島に大きな工場を作ろうと、西の拠点にしたい」

新工場の設備投資額は520億円。来年3月までに順次稼働し、主力商品のポテトチップスなどを製造する予定です。

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