広島に力士登場!?大砲・末包が前日に負傷した守備位置付近に塩をまく珍光景「事故現場なので清めました」「他の犠牲者が出ないように」

 ジョギングなどを終え、明るい表情でベンチへ引き揚げる末包(撮影・畠山賢大)

 「中日-広島」(23日、バンテリンドーム)

 前日の試合で左太もも裏を負傷した広島・末包昇大外野手がグラウンドに塩をまいた。「事故現場なので清めました。他の犠牲者が出ないように」と説明した。

 前日の同戦でスタメン出場した末包は四回に決勝の先制2ラン。しかし、その直後の四回の左翼守備で飛球をスライディングキャッチした際に左太もも裏を負傷し、そのまま途中交代していた。

 この日の試合前練習に姿を見せた末包は手に塩を盛った状態でグラウンドに登場。前日に負傷した守備位置付近に向かうと、その塩をまいて、自身にアクシデントが襲った場所を清めた。身長188センチ、体重112キロの巨漢が塩をまく姿は力士をほうふつとさせる所作だった。

 その後は別メニューで調整。ジョギングなどを行い「思ったよりは動けた。火曜日から出られるようにやっていきたい」と力を込め、登録は抹消されなかった。新井監督は前日の試合後に末包の状態について、「そんなにシリアスなものではないと思う」と言及し、23日の出場については「状態を見て判断したい」と話していた。

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