「あまりにも明確な違反」木村知事の行為巡り“告発状”を提出 県知事選挙の直後、病院など7か所に『コチョウラン』持ち込む 熊本

木村知事が熊本県知事選挙の直後、熊本市内の病院など7か所にコチョウランを持ち込んだ行為を巡り、告発状が提出されました。

告発人の一人 中本邦弘さん「あまりにも明確な・明白な違反だったので刑事告発状を提出してきました」

熊本県警に告発状を提出したのは、県内に住む男女49人です。

告発状によりますと、木村知事が今年3月の県知事選の直後、熊本市内の病院や福祉施設など7か所に、コチョウランあわせて11鉢を持ち込んだ行為は、公職選挙法で禁止されている「寄付行為」にあたるとしています。

この問題について木村知事はこれまで、「預けただけで寄付ではない」と説明していますが、告発人たちは「預けていたとしても、待合室などに飾る余地を残している以上、違反にあたる」と主張しています。

告発状の提出を受け、報道陣の取材に応じた木村知事は、中身はわからないとした上で、改めて違法性を否定しました。

木村敬 熊本県知事「花を捨てたくないという思いから、知り合いの人に預かってもらったということなので、今後 告発に基づく捜査・調査などありましたら誠心誠意対応して参ります」

両者の主張

【木村知事】
「花を捨てたくないという思いで、知り合いに預かってもらっていた」

【告発人たちの主張】
・コチョウランが高価なのは周知の事実
・待合室に飾ることで外来者に好感を持たせ、顧客の維持・獲得に効果
→「預けただけとしても」利益の提供付与にあたる。

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