「安全上重要な設備に問題はない」北陸電力株主総会 反原発に対する議案はすべて否決 富山

北陸電力の株主総会が26日開かれ、脱原発を目指す株主から志賀原子力発電所の廃炉を求める議案が提出されましたが、すべて否決されました。

富山市の北陸電力本店で開かれた株主総会には株主191人が出席しました。

元日の能登半島地震で志賀原発の一部設備が損傷したことなどを受け、脱原発派の株主は「多くの活断層に囲まれた能登半島での運転は危険であり志賀原発は再稼働せず速やかに廃炉すべき」と訴えました。

これに対し北陸電力は「能登半島地震により一部設備に被害があったものの燃料の冷却設備など安全上重要な設備に問題はなく今後も心配には及ばない」と回答しました。

脱原発派の株主らが提出した原発の廃炉や経営の透明化などを求める6つの議案はすべて否決されました。

出席した株主:「安全、安全と言っているだけで周りの自治体の人たちも心配していますよという声が出ていました」

出席した株主:「被災地(志賀町)から来たので関心は高いのですが、丁寧に回答していただけたのではないかなと思いますね」

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