ソフトバンク大関友久が「負けない男」継続宣言 無傷の今季5勝目に「そこは大事にできる限り続けていきたい」

8回を投げ終え、笑顔を見せる大関(撮影・永田浩)

◆オリックス―ソフトバンク(26日、京セラドーム大阪)

ソフトバンクの大関友久投手(26)が今季最長タイとなる8回1失点の好投で今季5勝目を手にした。8回118球を投げ、4安打1失点、4奪三振だった。

これで無傷の5連勝、規定投球回未達ながら防御率も1点台に乗せた。大関は「すごく順調に来ている証拠だと思いますし、何試合も結構負けを野手の方に消してもらっての今の0敗なので。そこは大事にできる限り続けていきたい」と表情は明るかった。

自信を深めたのは8回での投球だった。球数は96球、8回のマウンドも5月19日の西武戦(みずほペイペイドーム)以来。その中で四球などで2死一、二塁のピンチを招く。直球は140キロ台前半に落ちるなど疲労の色が見える中でも「その中でもなんとか粘れた」。西野真弘を内角への直球で遊ゴロに仕留め無失点。ベンチへ引き揚げる左腕からは笑みがこぼれた。

昨季の開幕投手も1年通して1軍マウンドに上がれていない。「夏、何かあってもしっかり乗り切って1年間投げ続けたい」。好調続く大関は先をしっかり見据えている。(鬼塚淳乃介)

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