元寇の歴史 活性化に生かす 松浦市歴史観光推進協議会が発足

市内9団体で発足した「市歴史観光推進協議会」。元寇の歴史を生かした地域活性化に取り組む=松浦市志佐町、市漁村体験学習施設

 長崎県松浦市の商工、観光、文化関係の9団体で構成する「市歴史観光推進協議会」が7日、発足した。海底遺跡として国内初の国史跡「鷹島神崎遺跡」を含む鷹島海底遺跡の歴史的価値を「文化観光」の資源として活用し、地域活性化に生かすのが目的。
 9団体は▽松浦商工会議所▽鷹島観光ボランティアガイド部会▽鷹島物産▽福島文化協会▽市福鷹商工会▽まつうら観光物産協会▽市史談会▽松浦文化協会▽松浦物産-。オブサーバー参加のまつうら党交流公社、鷹島元寇記念実行委員会も今後、加入する。
 同協議会では規約などを決めた後、会長に稲沢文員・松浦商工会議所会頭、副会長に本川浩二・福島文化協会長、貞方清寛・鷹島観光ボランティアガイド部会長を選出した。
 今後、国の水中考古学学術研究センターの鷹島町への誘致や、元寇に関する情報の発信、市民への啓発活動などに行政と連携して取り組む。

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