子どもたちの「ありがとう」 医療従事者にメッセージ贈る 長崎県青年赤十字奉仕団

メンバーから受け取ったメッセージに目を通す能田部長(右)ら=長崎市、井上病院

 大学生を中心にボランティア活動に取り組む「県青年赤十字奉仕団」は2日、長崎市宝町の井上病院に市内の子どもたちから集めた医療従事者への応援メッセージを贈った。
 同奉仕団は日本赤十字社が都道府県支部ごとに組織する赤十字ボランティアのうち、18~30歳を対象にしたグループ。活水女子大や長崎大などの学生13人が所属している。
 新型コロナウイルス禍を受け、大きな負担を抱える医療従事者の支えになる活動ができないかと検討。子どもたちの真っすぐな気持ちを届けようと、純心幼稚園と市立大浦小、市立梅香崎中、海星高の子どもたちに書いてもらった。
 「いつもありがとう」「お体に気を付けて頑張ってください」などと書かれた約70人のメッセージカードを色とりどりの絵を描いた模造紙に飾り付け、井上病院の牟田作穂事務長と能田美穂看護部長に手渡した。能田部長は「さまざまな年代の子どもたちから言葉を寄せてもらい心に響いた。頑張ろうと思えた」と笑顔を浮かべた。
 活水女子大3年の百田美琴さん(21)は「大変な思いをしている医療従事者の皆さんのエネルギーになってほしい」と話した。
 同奉仕団は長崎みなとメディカルセンターにも寄贈した。

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