地域農業のリーダー育成へ アカデミー開講 長崎県と県立農業大

受講者を代表し宣誓する平田さん(左)=諫早市、県県央振興局

 長崎県と県立農業大学校(諫早市)は7日、農業者らに経営感覚と次代のリーダー的感覚を養ってもらおうと「ながさき農業オープンアカデミー」を開講した。
 将来の地域農業のリーダーとなる人材育成を目標に2013年度から毎年開催。本年度は島原半島などで営農する農業者ら15人が参加。五島市や対馬市からはリモートで受講した。
 県県央振興局で行われた開講式では、県農林部の渋谷隆秀次長が「成功への第一歩を踏み出し、長崎から全国、世界へと発信できるような経営者になってほしい」とする綾香直芳部長のあいさつを代読。受講生を代表し、今年4月に雲仙市瑞穂町で新規就農したアスパラガス農家の平田真一さん(42)が「地域農業の発展と素晴らしい経営者を、一緒に目指しましょう」と緊張した表情で宣誓した。
 受講者らは5回に分けて経営分析や戦略の立て方、労務管理などを各専門家から学び、すべてのカリキュラムが修了する9月に自身の経営計画を発表する。

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