オリオールズ19連敗ストップ 大谷は投打に精彩を欠く

【エンゼルス6-10オリオールズ】@オリオール・パーク・アット・カムデンヤーズ

ア・リーグワースト記録の21連敗まであと2に迫っているオリオールズは、6回終了時点で2点のビハインドを背負っていたが、7回裏に1点、8回裏に5点を奪って逆転に成功。エンゼルスを10対6で破り、ようやく19連敗をストップした。エンゼルスは先発の大谷翔平が自己ワーストの3被弾で4点を失って5回84球で降板。リリーフ陣は終盤の2イニングで6点を奪われ、逆転負けを喫した。

連敗ストップを目指すオリオールズは、1回裏にセドリック・マリンズの22号初球先頭打者アーチとアンソニー・サンタンデールの14号ソロで大谷から2点を先制。2回表にブランドン・マーシュの2点タイムリーで同点に追いつかれ、4回表にはジャレッド・ウォルシュの23号ソロとマーシュの1号3ランで4点を勝ち越されたが、4回裏にDJ・スチュワートが大谷から11号2ランを放ち、2点差に詰め寄った。

試合はそのまま終盤に突入し、オリオールズは7回裏一死2・3塁からマリンズの内野ゴロの間に1点を返して1点差。8回裏には無死満塁の大チャンスを迎え、ラモン・ウリアスの押し出し四球で同点、ケルビン・グティエレスの押し出し四球で勝ち越しに成功し、さらにオースティン・ヘイズの2点タイムリー二塁打とマリンズの犠飛で3点を追加して勝利を決定づけた。

大谷は「1番・投手」でスタメン出場したが、投げては5回84球、被安打5(うち被本塁打3)、奪三振7、与四球0、失点4、打っては空振り三振、空振り三振、ファーストゴロ、空振り三振で4打数0安打3三振と投打両面で精彩を欠いた。9勝目の権利を持って降板したものの、リリーフ陣が逆転を許したため、勝利投手の権利は消滅。今季の打率は.267、OPSは.993、防御率は3.00となった。

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