阪神 一気に3位転落 「佐藤輝外し」効果なく3連敗…矢野監督は不発打線にボヤキ節

9回二死二、三塁で代打で登場した阪神・佐藤輝だが、結果は空振り三振

2位どころか、一気に3位転落――。阪神は29日の広島戦(マツダ)に0―5と敗れ、今季2度目の同一カード3連敗。4月3日以来、君臨してきた首位の座を明け渡すことなった矢野燿大(52)は「最終的に一番上にいることが大事なんで。(首位陥落を)受け止めています」と気丈に話した。

今季99試合目。もちろん順位気になるが、現状、投打ともにチームに勢いが感じられないのが最も心配な部分だろう。

この日は試合前まで24打席連続無安打と不調のルーキー・佐藤輝を先発から外し、今季初めて糸原を5番に起用。だが、広島の先発・床田の前に打線は6回まで10三振。結局、赤ヘル4投手の前に本塁を踏むことができず、合計16三振を喫した。「確かに床田が良かったけど、あまりにも寂しい」。打線の組み換えもむなしく、泣かず飛ばすの攻撃陣に指揮官もボヤキ節だった。

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