巨人の4番・岡本和真内野手(25)が、首位攻防の「伝統の一戦」で自己最多本塁打を更新した。
4日の阪神戦(甲子園)で1点を追う6回一死三塁、岡本和は虎先発・ガンケルの4球目、140キロのツーシームにバットを一閃。高々と上がったボールは左翼スタンド中段に飛び込んだ。
昨季のセ2冠王にとって34号は自己最多記録。「わっしょいポーズ」でベンチに戻るとナインがお祭り騒ぎで4番を祝福した。
負ければ首位陥落の一戦で今季4勝0敗の〝虎キラー〟高橋が直前の5回、梅野に逆転2ランを浴びていた。前夜に3点リードから逆転負けを喫しており、ベンチには嫌なムードが漂ったが、4番が力で試合を引っくり返した。
自己最多タイの33号を放った2日のヤクルト戦(京セラ)で「大事な試合が続くので少しでも貢献できるように」と話していた岡本和が有言実行の一発を披露した。