【9日】長崎県内6市町 33人コロナ感染 陸自大村でクラスター

9日発表の市町別感染者数(左)、新型コロナウイルス感染者の入院状況(8日午後7時現在)

 長崎県などは9日、県内5市1町で新たに計33人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。大村市の陸上自衛隊大村駐屯地では新たにクラスター(感染者集団)が発生。佐世保市では、既に確認されているクラスターが拡大した。
 陸自大村駐屯地では、新たに3人の陸上自衛官の感染が分かり、これまでに陽性が確認されていた3人と合わせ計6人のクラスターとなった。6人は同じ部隊に所属し、駐屯地内の宿舎で生活していた。県はこれまで同駐屯地関係者56人を検査し、50人の陰性を確認した。
 佐世保市では16人が感染。佐世保郵便局のクラスターでは新たに3人の感染が分かり、累計14人となった。市は関係者約90人の検査を終えたとしている。また、市立小中校の関係者1人の感染も分かり、9、10両日は関係する学級を閉鎖した。
 長崎市は8人。このうち、県外在住だった30代無職女性は陽性者と接触があり、8月に2回検査したが陰性。今月市内に転居し、発熱などの症状が続いたため医療機関を受診し、8日の検査で陽性が分かった。
 諫早市の3人、雲仙市の1人は感染経路不明。雲仙市教委は、関係者の感染を確認した市立学校で1学級を9、10両日閉鎖した。北松佐々町の2人はいずれも県内陽性者と接触があった。


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