DXの活用策を学ぶ 西海市がオンライン講座開催 20日から

西海未来会議のポスター

 最新デジタル技術を活用し、ビジネスモデルや人々の暮らしを変革させるデジタルトランスフォーメーション(DX)が注目を集めている。長崎県西海市はDXの考え方や目的別の活用策を学ぶオンライン講座「西海未来会議」を20日から始める。
 来年1月下旬まで17回開催。テーマは▽デジタル時代の新規事業▽組織やチームのマネジメント▽自分らしい持続可能な働き方-など9項目。受講者はビデオ会議システム「Zoom(ズーム)」で視聴する。受講無料だが事前にウェブでの申し込みが必要。
 初回はNPO法人、福岡テンジン大学学長の岩永真一氏が「DX×学び方」のテーマで講義。情報があふれる環境の中、問題を解く力、発見する力を鍛えるこつを紹介する。
 講座は西海市が国の地方創生推進交付金を活用し、2016年から開いている人材育成講座の一環。新型コロナの感染拡大防止のため、昨年からオンラインに切り替えた。市によると市外からの参加者もあり、一昨年の10倍の約300人が受講を申し込んだ。企画した同市のシティーマネージャー、宮里賢史さん(33)は「DXを、自分たちのまちを主語につくり上げていくきっかけにできれば」と話している。

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