【15日】長崎県内コロナ感染 初の200人超 3日連続で過去最多を更新

左から15日発表の市町別感染者数、新型コロナウイルス感染者の入院状況(14日午後7時現在)

 長崎県などは15日、県内8市5町で計207人の新型コロナウイルス感染者を確認したと発表した。1日当たりの感染者数は14日公表の163人を上回り3日連続で過去最多を更新。1週間前の6倍以上に増え、初めて200人を超えた。
 長崎市は73人の感染を公表。1日当たり過去最多となった。このうち16人が感染経路不明、26人が陽性者関連、残り31人は確認中としている。市が14日にクラスター(感染者集団)認定した民間児童福祉施設では新たに関係者3人の陽性が判明し、感染者は計10人となった。同施設は13日から休業している。
 佐世保市の感染者も過去最多の72人。陸上自衛隊相浦駐屯地に勤務する10~40代の男性隊員計5人が感染。海上自衛隊佐世保地区所在部隊勤務の30代男性隊員と、業務のため佐世保に訪れた海自舞鶴地区所在部隊勤務の10代男性隊員も陽性が判明した。米海軍佐世保基地従業員3人の感染も分かった。市新型コロナウイルス感染症特別対策室は「発生件数が多く、調査が追いついていない」としている。
 諫早市では34人が感染。県警によると、同市在住で県警本部勤務の40代女性警察官の陽性が判明。濃厚接触者はいないという。
 このほか松浦市在住の男女2人の感染が県外で確認された。県内事例には含まれない。


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