長崎市内の138施設 順次再開 新規陽性の減少傾向を考慮

マスク姿でテニスを楽しむ市民ら=長崎市、市営庭球場

 長崎市は21日、新型コロナウイルスのまん延防止等重点措置を受けて休館していた市内162の公共施設のうち、138施設の再開を順次始めた。市内の新規陽性者数が減少傾向にあることなどを考慮した。
 高齢者や子どもの感染防止のため、老人福祉センターや児童館など23施設は3月6日まで休館を継続。飯香浦町の日吉自然の家は体育館などの日帰り利用を再開するが、宿泊は休止を継続する。
 松山町の市営庭球場は重点措置適用後に停止していた新規予約を再開した。琴海戸根町の介護福祉士、福田美枝子さん(73)は片道50分ほどかけて通っているといい、「テニスは生活の一部。気軽に利用できるようになりうれしい」と話した。


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