カメの生活様式「密です」 仲良く“日なたぼっこ” 長崎大の人工池

仲良く甲羅干しするカメたち=長崎大水産学部前の人工池(長崎市文教町)

 「密です」-。長崎大(長崎市文教町)水産学部前の人工池で、10匹以上のカメが仲良く甲羅干しする姿が愛らしいと、教職員や学生らの話題となっている。
 同学部によると、冬眠期を除く3~10月ごろ、晴れた日にコンクリートのブロック(長さ約2メートル、幅約50センチ)の上で気持ちよさそうに“日なたぼっこ”している。池には20匹ほどいるため、時にはブロックに上れないカメも出てくるらしい。
 コロナ禍で密を避ける生活様式が求められる人間社会を横目に、折り重なって日中を過ごすカメたち。「1日中くっついていて、どういう気持ちなのかな」。職員の一人は半ばあきれ顔だが、ちょっぴりうらやましげ。


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