「目標はベスト4」 海星、甲子園へ壮行会 

甲子園での健闘を誓う海星の選手たち=海星高体育館

 第104回全国高校野球選手権長崎大会を制した海星の優勝報告会と甲子園(8月6日開幕)への壮行会が29日、長崎市の同校で行われ、選手たちが応援に感謝し、全国での躍進へ意気込んだ。
 コロナ禍のため、選手らがいる体育館の様子をオンラインで各教室に流す形で実施。中学を含めた全校生徒や教職員の約1100人が見守った。
 加藤慶二監督が登録選手18人を紹介後、武川眞一郎校長が「ここにいない選手も合わせた野球部全員で優勝チーム。感謝の心を忘れずに甲子園を楽しみ、悔いのない試合をしてほしい」と激励。柿本彩人主将が「目標はベスト4。この優勝を通過点として気持ちを切り替えて挑む。みなさんの応援も力になる。ぜひ、甲子園に応援に来てください」とあいさつした。
 松田百叶生徒会長(2年)は「全力で本気で目標に向かう姿は、ここまで人の心を動かすのだとあらためて感じた。甲子園でのドラマや感動に、できる限りのサポートができるよう海星ファミリー一同、精いっぱいの応援をしていきたい。全校生徒一人一人にとって一生の思い出となる素晴らしい大会になることを願っている」と述べた。
 チームは同日、PCR検査を受け、長崎市役所も訪問した。大会の組み合わせ抽選会は8月3日に大阪市内で行われる。


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