「新大工町市場」に「長崎玉屋」も! 複合施設「ファンスクエア」19日開業へ

新しいライフスタイルや食を発信する長崎玉屋のフロア

 長崎市新大工町に19日開業する複合施設「新大工町ファンスクエア」の報道関係者向け内覧会が18日、現地であった。2階に入る「長崎玉屋」など各テナントはスタッフが開店準備に追われていた。
 2014年に閉店した長崎玉屋の跡地などを再開発した。地下1階(駐車場48台分)、地上26階建て。
 取り壊したビルの1階にあった「新大工町市場」が同じ名称で新ビル1階に復活。地元食材にこだわった総菜や茶、洋菓子など12のテナントが入る「味彩横丁」と地場スーパー「ジョイフルサン」で構成する。
 長崎玉屋の2階フロアは、本格的な小籠包や点心を味わえるなど五つの飲食店、県内初出店の韓国食品スーパーなど食関連を中心に展開。運営する佐世保玉屋(佐世保市)の輸入婦人服・雑貨のセレクトショップも入り、新しい食とライフスタイルを発信する。

写真左から12のテナントが入る「味彩横丁」、「ライオンズタワー新大工町」16階のモデルルーム=長崎市新大工町

 3階は100円ショップ「ダイソー」が入居。売り場面積は約1620平方メートルと市内最大で、300円以上の価格帯ブランド「スリーピー」も扱う。
 4階以上はマンション「ライオンズタワー新大工町」(240戸)で、大京など5社でつくる共同企業体(JV)が事業主。大京によると、現時点で6割強が分譲済み。完売を含め部屋は38タイプあり、販売中の価格帯は3700万~7700万円。商業施設直結と電停前の高い交通利便性を売りにしている。
 地権者らでつくる同町地区市街地再開発組合の児島正吾副理事長は「100年後もこの施設が核となり、新大工町商店街が繁栄できれば」と話した。


© 株式会社長崎新聞社