器械体操のこつ 西粟倉小児童学ぶ 美作大講師ら招き授業

木谷さん(手前左)から抱え込み跳びのこつを教わる児童

 美作大(津山市)から専門の指導者を招いた器械体操の授業が8日、西粟倉小(西粟倉村長尾)で開かれ、児童が跳び箱とマット運動のこつや体の使い方を教わった。

 同大生活科学部児童学科講師で小中学生の体育指導法を研究する木谷晋平さん(46)と、同学科の4年生3人が指導役を担当。授業は2学年ごとに実施した。

 3、4年生の授業では、跳び箱で両手の内側から脚を抜く抱え込み跳びに挑戦。児童たちは木谷さんから「しっかりロイター板を踏んで膝を胸に引きつけて」などとアドバイスをもらいながら、繰り返し練習した。マット運動では後転や側転を熱心に取り組んだ。

 4年生の男子(10)は「抱え込み跳びができるようになってうれしい。跳び箱が好きになった」と笑顔で話した。

 授業は、子どもたちに運動の楽しさを伝えようと、同小が県のスポーツ活動奨励事業を活用。1日にも行われた。

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