ORC後継機 長崎空港に到着 来年7月にも離島就航

長崎空港に到着したORCの後継機=大村市、同空港

 長崎県内の離島と本土などを結ぶオリエンタルエアブリッジ(ORC)が導入するATR社のプロペラ機「ATR42-600」が21日、大村市の長崎空港に到着した。乗務員の訓練などを経て、来年7月をめどに運航を開始する予定。
 ATR機は同社がこれまで使用していたプロペラ機「DHC8-200」型機の後継機として導入。座席数は48席で10席ほど増え、燃費性能も向上している。離島路線に就航予定で、来年5月には2機目を受領するという。
 機体には「空」「海」「島」を表す水色、青、緑のラインとともに、「飛翔(ひしょう)する海鳥」をコンセプトにした同社の新たなロゴマークがデザインされている。21日は午後2時半ごろ長崎空港に到着し、約50人の社員が出迎えた。
 同社の大人形(おおひとがた)綱邦社長は「ORCの新たなステージが始まると感じている。県民に引き続きご愛顧いただくと同時に、新しい機体に乗るのを楽しみにしてもらえれば」と述べた。


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