防火防災へ 消防出初め式 精鋭1200人が気勢 長崎

長崎港に向かって一斉放水する消防団員ら=長崎市尾上町、県庁南側岸壁

 長崎市内で7日、消防出初め式があり、市消防局や消防団、婦人防火クラブなど地域の消防を支える精鋭約1200人が参加した。
 1949年から毎年1月7日に開く伝統行事。尾上町の出島メッセ長崎で式典があり、田上富久市長は昨年9月の台風14号や同12月の大雪被害に触れ「災害への備えの重要性を常に意識し、市民防火組織の皆さまと力を合わせ災害に強い街づくりに取り組みたい」とあいさつ。防火、防災に貢献した団体や個人の表彰もあり、市立長崎商業高吹奏楽部による市消防隊歌の独唱と演奏で締めくくった。
 県庁南側岸壁には、迫力ある一斉放水を一目見ようと多くの市民が集まった。ポンプ車16台、水上艇4艇がサイレンを鳴らし、勢いよく放水。ポンプ車の上では江戸前掛け姿の団員がまといを担ぎ、気勢を上げた。


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