タイル破片でモザイクアート制作 中山忍さん、倉敷で児童ら指導

モザイクアートづくりを楽しむ参加者と中山さん(中央)

 童画家中山忍さん=岡山市中区=による創作ワークショップが14日、倉敷市芸文館(同市中央)で行われた。子どもたちが色とりどりのタイルの破片を組み合わせる「モザイクアート」の制作を楽しんだ。

 児童や幼児約40人が参加した。さまざまな色形や大きさのタイルをはがき大の板に並べて接着剤で貼り付け、キリンやタコ、チューリップなどをカラフルに表現。「ペンで目や口を書いてもいいよ」「この色使ってみたら」といった中山さんのアドバイスも参考に、配色や造形にアイデアを凝らしていた。

 恐竜をテーマにした大高幼稚園の男児(4)は「色をいっぱい使ってうまくできた。普通に絵を描くよりおもしろい」と喜んでいた。

 会場には西日本豪雨災害の復旧に当たる土木作業員を題材とする絵本原画など中山さんの作品も展示。くらしき作陽大・短大出身の音楽デュオ「COPAIN(コパン)」の演奏もあった。

© 株式会社山陽新聞社