長崎らしさ アロマで表現 長崎女子短大生、地元企業と開発

自らが開発したアロマ商品を販売する長崎女子短大生=長崎市、石丸文行堂

 長崎女子短大(長崎市弥生町)の学生が県内の企業と連携し、長崎らしさを表現したアロマ関連の2商品を開発。21日、同市浜町の石丸文行堂で学生自ら販売会を開いた。
 地域貢献やデザイン思考を学ぶ目的で生活創造学科ビジネス・医療秘書コースの2年生24人が昨年秋からコンセプトや香り、デザインなどを考案してきた。
 アロマオイル「聖夜のしずくKAKUMEIブレンド」は、異国情緒漂う長崎の女性をイメージし、イランイランやグレープフルーツなどオイルをブレンド。多くのアロマ商品を手がけるクリーン・マット(同市田中町)が全面的に協力した。学生の永山真子さん(20)は「何度もやりとりをさせてもらい、華やかさと爽やかさを感じてもらえる商品になった」と話す。
 もう一つは、アロマの香りを拡散させるディフューザー「Natural Trip Nagasaki」。素材はイチョウの木で、長崎の町に溶け込んでいる教会、路面電車、尾曲がり猫をモチーフにした。森永材木店(南島原市有家町)が協力した。
 石丸文行堂店頭にはそろいのエプロンを着た学生が立ち、買い物客に商品の特徴やお勧めのポイントを丁寧に説明していた。同店で販売中。

学生が開発したディフューザー(左)とアロマオイル

© 株式会社長崎新聞社